Sylfeedバージョン2.1リリース

Sylfeedバージョン2.1をリリースしました。

はじめに

今回のアップデートでは改善をテーマを大幅な変更が行われています。そのひとつが同期方式の刷新です。従来の同期方式は高機能であるが故に複雑なこともあり、これまであまり良い評価を得ることができませんでした。新しい同期方式は他の多くのアプリで採用されているものとよく似ているため、多くの方にとって親しみやすいものとなっています。

もうひとつの改善がスピードアップです。あらゆる所を徹底的に見直し高速化しました。爆速とは言いませんが、快適に使えるレベルには達していると思います。重いのが理由で使わなくなってしまった方は、新しい同期方式と併せてもう一度お試しいただければ幸いです。

そして唯一の新機能は、Webページをあらかじめダウンロードしておいてオフラインで閲覧できるようにする「Webページの先読み」機能です。スマートフォンの爆発的な普及により、日本でもパケット定額制が廃止という流れになりつつあります。これからは、iPod touchユーザーや地下鉄通勤者に限らず、すべてのユーザーにとって重要な機能となってくるのではないでしょうか。なお、こちら機能はアドオンでの提供となります。

また、本バージョンよりすべてのデータがバックアップの対象外となったこともお知らせしておきます。

そしてもう一点、先日行われたGoogleリーダーのリニューアルについても(ダウングレードですが)対応を行っております。

✓ 同期方式を変更
✓ 全体を高速化
✓ 「Webページの先読み」機能(アドオン)を追加
✓ データをバックアップ対象外に変更
✓ 新しいGoogleリーダーに対応
✓ その他、細かい調整やバグ修正を実施

Sylfeed - GACHANET

同期方式を変更

従来の複雑な同期方式を見直しシンプルにしました。アカウントを再登録すると新しい同期方式を利用することができます。従来の同期方式はアドバンスドモードとして引き続き利用可能です。

当然ながら、新しい同期方式は従来の同期方式に比べてシンプルになった分、機能も制限されます。なお、同じアカウントでも重複して登録することができますので、今お使いのアカウントを削除する必要はありません。まずはお気軽にお試しください。

記事の保持件数は全体で管理
従来の方式はフィードごとに記事の保持件数を管理しますが、新しい方式は全体で管理します。保持件数は1000,2500,5000件から選択可能です。
古い記事は未読でも削除される
従来の方式では未読記事は削除されませんが、新しい方式では未読でも削除されます。ただし、「あとで読む」としてマークされた記事は削除されません。
フォルダー・フィード単位での同期は不可
従来の方式では開いているフォルダー・フィードだけを同期することができますが、新しい方式ではできません。
いくつかの機能が使用不可
新しい方式ではその特性上、以下の機能が使用できません。

  • 未読管理
  • 新着アイテム
  • クイック同期
  • フォルダー・タグ・状態の「使用する」オプション
  • フォルダーの「ダウンロード対象」「ダウンロード期間」オプション
  • フィードの「保持するアイテムの数」オプション

全体を高速化

すべてを見直して徹底的に高速化を図りました。同期、画像のダウンロード、画面切り替え、すべてがスピードアップしています。

「Webページの先読み」機能(アドオン)を追加

記事のWebページを読む前にまるごとダウンロードしておくことによって、オフライン環境でも閲覧できるようにする「Webページの先読み」機能を追加しました。「Webページの先読み」機能をご利用になるにはアドオンの購入が必要です。

「Webページの先読み」機能

データをバックアップ対象外に変更

iOS5よりiCloudバックアップの関係で、ダウンロードしたデータをバックアップ対象にしてはならないという規約が追加されたため、すべてのデータをバックアップの対象外に変更しました。よって、バックアップから復元しても何も復元されず、まっさらな状態からとなります。

設定だけバックアップできればベストなのですが、フォルダーやフィードごとに細かく設定できるという特徴がある故に、設定だけを切り離すことはできませんでした。

新しくなったGoogleリーダーに対応

先日実施されたGoogleリーダーのアップデートで共有とメモ機能が廃止されました。それを受けて、本バージョンより新しく登録したアカウントについては、これらの機能は使用できなくなります。
なお、すでに登録されているアカウントについては引き続きこれらの機能を使用できますが、APIの停止によって突然動かなくなることが予想されます。その時のアプリの動作は保証できませんので、ご使用は自己責任ということでお願いいたします。

本家Googleリーダーでは、共有機能が廃止された代わりにGoogle+へ投稿できるようになったのですが、現時点ではGoogle+のAPIが公開されていないため、これ以上の対応はできませんでした。いずれGoogle+のAPIは公開されると思いますので、その時は積極的に取り組んでいきたいと思っています。

その他、細かい調整やバグ修正を実施

「クイック同期」を「双方向同期」に変更
「クイック同期」を「双方向同期」に変更しました。「クイック同期」の同期ボタン長押しアクションは廃止し、同期オプションが表示されるようになりました。なお、「双方向同期」はアドバンスドモードのみ使用可能です。
タグの同期方法を変更
通常の同期ではタグは同期しなくなりました。タグを同期するには同期ボタンを長押しして同期オプションから「タグを同期」を選択してください。
高解像度テクスチャー
Retinaディスプレイ用に高解像度のテクスチャー画像を用意しました。これとは別に、記事表示時にテクスチャーが拡大表示されてしまう問題を修正しました。Retinaディスプレイ搭載機種をお使いの方はとても見苦しかったと思います。申し訳ありませんでした。
未読ボタンのスクロールを改善
Retinaディスプレイを搭載した機種でスムーズにスクロールするように改善しました。なお、大きめの記事やWebページではスクロールが引っかかることがありますが、これは手動(フリック操作)でスクロールしても発生するため、内蔵ブラウザの性能の限界によるものと思われます。どうぞご了承ください。
オフライン時に過剰にエラーメッセージが表示される問題を修正
オフライン時に過剰にエラーメッセージが表示される問題を修正しました。ご不便をお掛けし申し訳ありませんでした。

さいごに

今回のアップデートでは、Sylfeedの欠点を正面から見据え徹底的な改善に取り組みました。見た目こそ変わりませんが、中身は新しく生まれ変わったと言っていいぐらいの進化を遂げることができました。これもすべて皆さまの厳しいご意見のおかげです。本当にありがとうございます。これからも改善できるところはどんどん改善し、良いアプリにしていきたいと思っておりますので、ぜひとも皆さまのご感想をお聞かせください。よろしくお願いいたします。

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"Sylfeedバージョン2.1リリース" に 2 トラックバック・ピンバック
  1. […] 今回は同期方法の変更が第一義のアップデートです。 スピードの向上、新しいGoogleReaderとの対応などが主な内容です。 それにより、メモ共有などがなくなっています。 また、同期方法の変更によりフィード単位の同期が変更になったりなど、いくつかの機能も従来のものと変更されています。 詳しくはサポートサイトをご覧になっていただくのがよろしいかと思います。 Sylfeedバージョン2.1リリース « GACHANET […]